組織診とは？

組織診（コア針生検）

細胞診で悪性が疑われた場合に行う検査で、細胞診よりも太い針を使うため局所麻酔を行います。超音波で観察しながら組織を採取します。バネの力を利用して組織を採取するので「パチン」と音がします。検査終了後は止血を確認し、ガーゼで圧迫して終了です。検査時間は30分ほど。３～4mm程度の傷がつきますが数日で自然に消えます。

検査当日は入浴、アルコール、激しい運動は控えること。

検査結果が出るまで約1～2週間ほどかかります。

 乳がんのサブタイプ

組織診では良悪性だけでなく、悪性の場合は がんの性質（ホルモン感受性、HER2受容性）など、サブタイプがわかります。

＜乳がんのサブタイプ＞

	ホルモン 受容体	HER2 受容体	Ki67	推奨される 薬物療法
ルミナルA	陽性	陰性	低	ホルモン療法
ルミナルB （HER2陰性）	陽性	陰性	高	ホルモン療法 化学療法
ルミナルB （HER2陽性）	陽性	陽性	低～高	ホルモン療法 化学療法 抗HER2療法
HER2陽性	陰性	陽性	-	化学療法 抗HER2療法
トリプルネガティブ	陰性	陰性	-	化学療法

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